心臓の手術を受けました


事後報告になりますが、5月18日に心臓の大動脈弁置換の手術を受けました。
私の心臓の大動脈弁は先天性の二尖弁で、過去に二尖弁の形成術や人工弁(生体弁)の置換術を受けています。今回はその生体弁の交換です。(生体弁には寿命があり、人によって個体差はありますが、私の場合は14年間持ちました。)

今回の貴重な手術の体験内容を記念(?)にログ形式にまとめてみました。

2011年04月01日

手術を受ける病院にて診察を受けた。
生体弁の状態が1月にに検査したときより、更に悪くなっていた。
心エコーでみても三弁とも機能していないようだ。
Dr.と相談し、手術は早い方がよいということで、手術日程がぽぽぽぽーんと決まる。
手術は5月18日に決まった。

手術までの期間に、手術の時に利用する輸血を自己血で行えるように、病院に通って自己血の採取を行うことになった。

2011年05月06日

手術時の輸血用の自己血採取1回目。会社の手続きも終わり、5月から休職している。
実家(徳島県三好市池田町)から病院(徳島県小松島市)までの移動手段が現状JRしかないのだが、これがまたひどい。本数が少ない上に、普通で行くと片道2時間もかかる。更に数少ない特急列車を利用すると1時間ちょっとで行くことができるが特急の時間に縛られる上に往復で5,000円ほどの出費となる。出費は痛いが、特急を利用することにした。

特急を利用することで病院には10時30分くらいには到着することができた。とりあえず、受付を済ませた。
自己血の採血は、1回30分程で400mlを採血する。そこそこの血を抜くため、採血の前後の安静時間を含めて1時間くらいかかった。

自己血採取以外にも、CTや心エコーの検査も行った。

2011年05月13日

手術時の輸血用の自己血採取2回目。今回も特急列車に乗り込み、病院へ向かう。
そういえば、なぜ自己血の採取が必要になったかを説明していなかったので、ここで補足しておく。
手術中に出血が多い場合、輸血を行うことになるが最近ではこの輸血が問題になっているらしい。他人の血液を輸血した場合、感染症(肺炎・エイズなど)や移植片対宿主病(GVHD...他人の血液中の白血球が患者を攻撃する反応)にかかる恐れがあるため、ある程度の出血が予想される手術を受ける場合は、前もって計画的に自分の血液を貯めておいて輸血に使うようにしているらしい。

一応今回で自己血採取は終了。来週はいよいよ手術を受けることになる。ちょっと怖い。

2011年05月16日

入院当日。入院窓口で手続きを行う。手続きを済ませ、病棟へ向かう。
病院自体は5年程前に立て直したらしく非常に新しい。病室も二人部屋と個室のみ。個室のみ有料で基本的にはICUから帰ってきた患者を優先しているようだ。二人部屋の病室に案内され、荷物を置くとすぐに検査が始まった。考えたら手術まで時間がないんだなーと改めて実感する。

Dr.の回診時に人工弁の再確認があった。外来で診察を受けた際、現状の同じ生体弁を希望したのだが、その再確認のようだ。人工弁には生体弁と機械弁の二種類のタイプが存在し、それぞれ長所と短所がある。生体弁は最終的にワーファリンという血液をサラサラにする錠剤を飲み続けなくても普通の人のように生活できるが寿命(一般的には10〜15年)があり再手術の可能性が高い。一方、機械弁はワーファリンを飲み続ければ死ぬまで使える確率が高いため再手術の可能性は低い。なんとも分かり易いが、悩ましい選択だ。

ちなみに、看護師のレベルは高め。

2011年05月17日

手術前日。半日は検査で終わった。人工弁をどちらにするか選択しなければならない。Dr.とも相談したが、もう二度と手術を受けたくないというのであれば、機械弁の選択になるが先天性の弁膜症の場合は歳をとるにつれて大動脈の血管のサイズが大きくなる可能性があるらしく、機械弁を選択しても再手術の可能性があるらしい。そのリスクも排除するなら現在正常な血管も人工の血管に置換する必要があるようで、手術のリスクも少し高くなるらしい。そんな相談をしながら最終的に生体弁を選択した。なんだか生体弁に誘導されたようにも思えたが、どれだけ生きられるかわからないし、結局なるようにしかならないなら普通の人の同じ生活ができる生体弁でいいんじゃね。

2011年05月18日

手術当日。最近は自分の足で歩いて手術室に向かうみたいだ。手術室に入るとDr.と手術の内容について会話する。会話の後、手術台に寝かされた。結局、下の毛剃りはなかったが、多分麻酔がかかった後に処置するんだな。手術自体は麻酔の前後の時間を合わせて7時間くらいと聞いていた。この世に戻ってこれるかな。

気がついたらICUにいた。身体のあちらこちらから管が出ていて体の自由がきかない。点滴で痛み止めは入っているみたいだけど、それでも身体が猛烈に痛い。この状態で翌日までICUで監視下に置かれる。精神と時の部屋みたいに時間が長く感じる。

余談だが、ICUの看護師のレベルは高め。

2011年05月19日

術後1日目。痛み止めの効果が効いてないんじゃないかと思えるほど、身体が痛い。こんな状態でポータブルなレントゲン撮影器が来た。板をひくため、身体を動かされるが痛すぎて呼吸が出来なかった。更に喉に痰がたまって呼吸か出来なくなって死にそうになった。経験しないとわからないことなので補足をしておくと、全身麻酔後は痰がたまって出やすくなる。痰を吐けばいいと簡単に思うかもしれないが、その行為は自殺行為に等しい。痰を吐いたり、咳き込んだり、くしゃみをしたり、大きく深呼吸したりする行為はすべて傷口に激震が走り、死にそうにもがくハメになる。多分、本当の「もがく」とはこういう事だと真に理解した。ちなみに喫煙者は、かなり痰が出るらしいので注意が必要。

一応、昼から食事が出た。食事はあっさりとした内容でお粥と小鉢2つなど。咳き込まないように慎重に食べた。午後からようやく個室に移動出来た。

2011年05月20日

術後2日目。傷が痛くて寝れない。今日はドレインという管と尿管を抜いた。ドレインは身体に縫い付けいたので、抜く時に痛みが、、、食事は相変わらずお粥。

今日からリハビリが始まる。点滴を押しながら室内のトイレにも行けるようになった。

2011年05月21日

術後3日目。食事がちゃんと食べられるようになったので、点滴の管も外してくれた。後はポータブルな心電図がなくなれば、いうことない。食事も白飯にしてもらった。

2011年05月22日

術後4日目。今日は検査がなく、リハビリのみ。病棟内を一周歩いた。ポータブルな心電図も取れたので快適、開放感極まる。

看護師が個室空けてくれないかと折衝にきたので、了解した。それにしても早くお風呂に入りたい。

2011年05月23日

術後5日目。個室を出て大部屋に引っ越しした。大部屋といっても二人部屋なのでストレスはあまり感じない。今日は血液検査、レントゲン、心電図と大半が検査で終わった。血液検査の結果で指摘されている中性脂肪が下がっていたのて良かった(といっても基準値異常にはかわりないが)

ちなみに入院時の中性脂肪の値が924だったようで、Dr.もビックリしていた。実は入院前日の夜に3件飲み歩いて二日酔い気味で入院しましたなんて口が避けても言えない・・・

2011年05月24日

術後6日目。今日はリハビリのみ。病院の外周を散歩した。病院内にLAWSONがあるので、立ち読みができるようになった。後、ブラックコーヒーを飲んでもいいと許可が出たので、味わって飲んだ。うまい。

2011年05月25日

術後7日目。ようやく胸の傷の抜糸を行った。まだ首回りが腫れて下が向けないので鏡で傷口を見たがグロかった。後、シャワーの許可が出たので一週間ぶりにシャワった。看護師が一緒に入浴してくれなかったのが期待外れだった。

2011年05月26日

術後8日目。入院してから4kgのダイエットに成功した。今のペースだと退院までに6kgくらいはダイエット出来そうだ。やはり入院は最強のダイエット法だ。
リハビリは1km、ウォーキングした。後、栄養士さんから退院後の食生活について指導があった。耳が痛い。。。そろそろ退院が近いのかな。

2011年05月27日

術後9日目。今日はホルター心電図を装着した。24時間記録するらしい。退院が待ち遠しい。

2011年05月28日

術後10日目。今日は血液検査、レントゲン、心電図の検査があった。退院が近づくと検査も少なくなり暇を持て余してしまう。

体内の血をサラサラにするワーファリンという薬の調整が終われば、来週中には退院出来るらしい。

2011年05月29日

術後11日目。台風が近付いていて外は大雨。リハビリも午前中で終わったので、午後から暇を持て余した。Dr.が来て退院の予定について軽く話があった。

後、中性脂肪に関する話もあった。今のままだと歳をとると動脈瘤になる可能性が高いので、長期計画で体質改善しなさいと。耳が痛い。。。毎日の食事の改善と運動不足の解消がポイントらしい。真人間になるしかないのかな。

2011年05月30日

術後12日目。今日は血液検査とリハビリのみ。退院も6/1には決まるらしい。

2011年05月31日

術後13日目。今日はリハビリのみ。退院間近はやる事もないし、看護師もかわってくれないので退屈だ。

2011年06月01日

術後14日目。今日は血液検査、検尿、レントゲン、心電図の検査があった。この検査の結果で退院が決まるらしい。結果は良好で明日退院することに決定した。短いようで長い病院生活だった。

2011年06月02日

術後15日目。今日は退院の日。午前中、請求書が手渡された。高い。。。


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